グループ概要
上田ドリームワークスの設立の経緯
上田市内にある経済団体(上田市商工会、上田商工会議所、真田町商工会)と産学官連携支援施設(一般財団法人浅間リサーチエクステンションセンター:通称AREC)では、今後の製造業の生き残る道として、競争・競業から、協調・協業への連携がより一層必要であるとの認識のもと、縦から横へ、点から面へ事業を展開するための同業種のグループを立ち上げました。特に上田地域に多い業種である金属加工と樹脂加工の2グループを立ち上げ、両グループの総称を上田ドリームワークスと命名しました。
上田地域工業発展の歴史的背景
上田地域は、蚕種、養蚕業の先進地帯として明治から大正末期にかけて栄え、生糸を欧米に輸出する花形産業の都市として工業を発展させてきました。昭和に入ると、隆盛を誇ってきた製糸業は世界恐慌の影響などから衰退していき、製糸工場は太平洋戦争の終戦とともに姿を消しました。
製糸業が衰退する一方で、戦時中に進出してきた機械工業や疎開工場が戦後の工業発展の基礎となり、上田地域の産業構造を大きく動かすことになります。製糸業で培った技術の蓄積と平和産業への技術転換が、電機・機械・金属加工などへ向けられ、折りしも訪れた高度経済成長の波に乗って、工業都市としての実力を高めていくことになりました。
戦後、機械・金属加工を中心としていた上田地域の工業も、昭和30年代に入ると電子・プラスチックなどの新しい分野に広がりをみせ、裾野の広い中小企業群が形成されてきました。
現在の上田地域では、就業者人口の約35%の人が製造業に携わっており、製造品出荷額では総出荷額のうち電機・機械関係が約70%を占めています。こうしたことから、上田地域は、製造業、特に電機・機械を中心とした工業都市といえます。
製糸の一大工業都市から電機・機械など多様な工業生産都市へ、一世紀にも及ぶ技術の蓄積と時代の波を捉えるあくなき発想と挑戦が、地域に根ざした工業の町としての発展を常にリードしてきました。
産業の草創と成長に長い経験をもち、製作者としてのマインドを育んできた潜在力が、情報化社会を切り開く技術革新や環境との共生を目指す変革の力を生み出し、未来へ活かされる時代を迎えています。
概要
グループ名 | 上田ドリームワークス |
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設 立 | 平成28年3月24日 |
会 員 企 業 | 合計約140社 |
役 員 |
会 長:綿谷 憲一 (株)綿谷製作所 幹事:宮下 正明 (株)宮下製作所 |
事務局 連絡先 |
・上田商工会議所 (担当:山崎、久保田) 〒386-8522 住所:長野県上田市大手1-10-22 電話:0268-22-4500 fax:0268-25-5577 E-mail:info@ucci.or.jp ・上田市商工会 (担当:鳴澤) ・真田町商工会 (担当:小山) |